2017年07月07日

危険物乙4 過去問2017 類題3 物質の特定と指定数量の計算

本日も危険物乙4の過去問に関する類題を出題・解説させていただきます。

【問】屋内貯蔵タンクにある第四類危険物が4,000ℓ貯蔵されている。この物質は非水溶性で比重が0.7、引火点-40℃、発火点300℃である。この屋内貯蔵タンクには法令上指定数量の何倍の危険物が貯蔵されているか。


①2倍
②4倍
③8倍
④10倍
⑤20倍





【正解】⑤


【解説】
この問題では物質の情報がいくつか挙げられており、この物質が何かを特定することと、その物質が特殊引火物から動植物油類のいずれに該当するか、更にそれらの指定数量がいくつであるかを問われており、3つの内容が問われている複合問題となっています。



ここで注目するのが、引火点-40℃、発火点300℃であり、この数値から『ガソリン』であることを特定してほしいと思います。
また、ガソリンと特定できれば『第一石油類』であることと、指定数量200ℓであることまでは特定してもらいたい。



そしてここまで分かれば後は簡単で、4,000ℓを指定数量200ℓで割るだけれ求められます。


4,000÷200=20


よって答えは20倍となります。



ここまで見て、何だか少し難しいと感じた方もいるかもしれません。


ここで1つ別の解き方についても紹介しておきたいと思います。


もし『引火点-40℃、発火点300℃の物質なんて覚えてないよ』となってしまったとき、ここで諦めてはもったいない!

この問題は指定数量の何倍が4,000ℓかを問われている問題であり、それぞれの数値が正解とした時の指定数量を選択肢から計算することができます


①4,000÷2=2,000
②4,000÷4=1,000
③4,000÷8=500
④4,000÷10=400
⑤4,000÷20=200


さてここで、これらの指定数量がそれぞれどれに当たるか分かるでしょうか。


特殊引火物:50ℓ
第一石油類:200ℓ(400ℓ)
アルコール類:400ℓ
第二石油類:1,000ℓ(2,000ℓ)
第三石油類:2,000ℓ(4,000ℓ)
第四石油類:6,000ℓ
動植物油類:10,000ℓ
( )内は水溶性


この指定数量がそれぞれいくつであるかは必ず覚えておいてもらいたいです。


これを①〜⑤の数値と照らし合わせると
①4,000÷2=2,000→第三石油類
②4,000÷4=1,000→第二石油類
③4,000÷8=500→×
④4,000÷10=400→アルコール類
⑤4,000÷20=200→第一石油類


ここでさらに絞り込めるとするとアルコール類は水溶性であるため、④も×とすることができます。
さて、これで残り三択まで絞れました。


ここからは感覚で選ぶしかないのですが、引火点-40℃、発火点300℃と見て、引火点が凄い低いことには最初に気づいていただきたい。引火点がマイナスということは火種があれば簡単に発火してしまう大変危険な物質であることが分かります。
そこまで分かれば感覚的に危険度の高い『第一石油類』かなと予想できます。


さて、長く書いてしまいましたが、計算問題は選択肢から逆算して特定にかかれることは覚えておいてほしいです。
意外と選択肢から答えにたどり着けたりすることが多いですよ。


ちなみに物質の特定でよく問われるのは以下の物質であるため、覚えておくのが良いと思います。(特に上2つ)

二硫化炭素 引火点-30℃ 発火点90℃  比重1.26 非水溶性

ガソリン  引火点-40℃ 発火点300℃ 比重0.7  非水溶性

灯油    引火点40℃  発火点220℃ 比重0.8  非水溶性

経由    引火点45℃  発火点220℃ 比重0.85 非水溶性





posted by yuth at 22:32| Comment(0) | 過去問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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