2017年07月10日

危険物乙4 過去問2017 類題7 許可の取り消しと使用停止命令

【問】製造所等の許可の取り消しを市町村長等から命ぜられる理由として適当なものの組み合わせを以下のうちから選べ。

A.完成検査が終了する前に仮使用の承認も得ず製造所等を使用した。
B.選任すべき危険物保安監督者を選任せず製造所等を使用した。
C.貯蔵や取扱いに関する基準に違反する内容を実施した。
D.製造所等の位置や構造、設備を許可を得ずに変更した。
E.危険物保安監督者の解任命令を受けたが、それに従わなかった。

①AとB
②BとE
③CとD
④AとD
⑤CとE





【正解】④



【解説】
本問題は許可の取消しと使用停止命令の違いについて問われた問題です。
許可の取消しと使用停止命令については、免取りと免停の違いと考えれば分かりやすいかと思います。


使用停止命令は一時的に使用を停止する命令でその期間使用することが禁止されますが、その期間が過ぎ、指導に従い対応すれば再開できます。
それに対し、許可の取消しを受けるとそれ以降使用は再度許可を取り直すまで半永久的に使用できなくなります



そのため使用停止命令と許可の取消しでは取消しの方が非常に重い命令と言えます。



重い命令が下されるのは危険性が高いと判断される事象に対してです。
簡単に分類をするとここでは、施設・設備面での違反人的な面での違反とに分類することができ、危険性が高いのは前者の施設・設備面での違反となります。


例えばAのように検査が完了していない施設の使用は施設に欠陥等があれば大きな事故につながりかねず非常に危険性が高いです。


それに対しBのように居るべき人が居なかったり、Cのように基準よりも多く貯蔵してしまったりといった違反はAに比べると違反は違反ですが、軽いと言えます。


Dは施設や設備が許可したものと別物になってしまっていたらその許可が意味のないものになってしまいますし、必要な機能や能力がなくなってしまっていればこれも大変危険性が高いものになりますよね。


Eも内容的にはBと同じような内容ですので、同じ理由で軽いものと考えられます。



そのため、
A,Dが許可の取消し
B,C,Eが使用停止命令
となります。



また、許可の取消しと使用停止命令に関する事項の例は以下のようになります。


【許可の取消し・使用停止命令】(施設・設備に関する違反)

・完成検査前に仮使用の許可も得ず製造所等を使用する。

・製造所等の位置や構造・設備を許可を得ずに変更する。

・製造所等の改造・修理・移転命令に従わない。

・必要のある保安検査を受けない。

・定期点検を実施しないもしくは実施してもその記録を残さない。



【使用停止命令】(人に関する違反)

・選任すべき危険物保安監督者を選任しない、もしくは選任してもその業務をさせていない。

・選任すべき危険物保安統括管理者を選任しない、もしくは選任してもその業務をさせていない。

・貯蔵や取扱いに関する基準に違反する内容を実施した。

・危険物保安監督者、危険物保安統括管理者の解任命令を受けたが、それに従わなかった。



ここでもう1つ注意いただきたい点が、許可の取消しになる施設・設備に関する違反は程度に応じて使用停止命令もあるということです。
当然内容により対応が変わることはあり得ますのでこの点も押さえておいてください。





posted by yuth at 18:00| Comment(0) | 過去問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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