2017年07月18日

危険物乙4 過去問2017 類題17 自然発火する物質とその性質

【問】自然発火の要因について記載した次の文中の(A)〜(C)に入る語句の組み合わせとして正しいのはどれか。
アクリル酸やエチレンは(A)により発熱し、活性炭や木炭粉末は(B)により発熱、乾性油や石炭は(C)により発熱し、自然発火する危険性がある。

①A:酸化 B:吸着 C:重合
②A:重合 B:酸化 C:吸着
③A:吸着 B:重合 C:酸化
④A:重合 B:吸着 C:酸化
⑤A:吸着 B:酸化 C:重合



【正解】④


【解説】
本問題では自然発火を起こす物質とその性質に関する問題です。先日燃焼の三要素について問題を取り上げましたが、その3つの要素については覚えておられますでしょうか。詳細は過去のこの記事をご参照ください。


空気中において自然発火を起こすには、酸素供給源の空気があり、可燃物の自身が存在するため、残りの点火源を自ら用意できる物質が自然発火の危険性を有します。


具体的には発火点まで温度を上昇させる発熱反応を起こすことで自然発火します。



ここで、発熱反応には以下の5つがあり、その5つの反応を示す代表的な物質が次の通りとなっております。


酸化熱・・・酸化する際に生じる熱です。代表物質は石炭、ゴム粉、乾性油等があります。


吸着熱・・・気体などを物質表面に吸い付ける反応を吸着といい、その際に生じる熱です。代表物質は活性炭、木炭粉末、シリカゲル等があります。


余談ですが、ヒートテックも繊維が水分(湿度)を吸着し、熱を発して暖かさを保ちます。


発酵熱・・・微生物等に分解・発酵される際に生じる熱です。代表物質はたい肥ゴミ等です。


分解熱・・・物質が分解するときに生じる熱です。代表物質はセルロイドニトロセルロース等があります。

重合熱・・・物質が重合(結合)するときに生じる熱です。代表物質はアクリル酸スチレン、エチレン等があります。


上記の5つの発熱反応に関する問題は意外と出題されたりしますので、発熱反応の名前と記載した代表物質については覚えておいてください。




posted by yuth at 20:39| Comment(0) | 過去問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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