2017年07月19日

危険物乙4 過去問2017 類題18 消火剤の種類とその効果

【問】消火剤の説明として間違っているものはどれか。

①りん酸アンモニウムを用いた消火剤は電気火災、油火災、普通火災全てに適応でき、抑制効果と窒息効果により消火する。

②泡消化剤は窒息効果や冷却効果により消火し、電気火災、油火災、普通火災全てに適応できる。

③水による消火は、蒸発熱による冷却効果を用いた冷却消火であり、普通火災に適応できるが、霧状に放射する場合電気火災にも適応できる。

④二酸化炭素による消火は、窒息効果や冷却効果を用いた消火であり、電気火災と油火災に適している。

⑤ハロゲン化物(ハロン1301等)による消火は、窒息効果や抑制効果を用いた消火であり、電気火災と油火災に適している。



【正解】②


【解説】
消火剤の種類とその効果についての問題であり、結構ややこしい問題ですが、これも比較的出題されやすい内容となりますので、要点を押さえ、覚えられる人はしっかり覚えて頂きたい内容となります。


まず最初に解説をしなければならないのが、火災の種類です。火災には3種類あり、普通火災(A火災)、油火災(B火災)、電気火災(C火災)に分類されます。


これは名前の通りで、油による火災は油火災、電気のショート等による火災は電気火災、それ以外を普通火災と言います。


また、燃焼には3つの要素があることは以前よりお伝えしていますが、これに対し、それぞれの要素を取り除く、消火の3要素があります。



可燃物を取り除く『除去消火』酸素供給源を取り除く『窒息消火』点火源を取り除く『冷却消火』の3要素であり、これに加えて、酸化の連鎖的な反応による酸化熱を取り除く『抑制消火』があります。



さて、それでは油火災についてですが、油は水に浮くため、水をかけると消えないどころか、水の上を燃えながら流れるため延焼の原因となってしまいます。


また、電気火災では感電の危険性があるため、水や泡消火は適しません。ただ余談にはなりますが、純水は電気を通さないため純水を用いた消火剤も存在し、これは電気消火にも適しています。


さて、ここまで色々と述べましたが、上記も踏まえてまとめると次の通りとなりますので、ご確認ください。


消化剤分類.png


基本的に対応できない黄色で覚えた方が早いかと思います。


水・・・油は水より軽く、電気は感電の危険性があるため普通消火のみに適している。ただし、霧状に放射すれば電気にも適応できる。


泡・・・感電の危険性があるため、電気火災は適応できないが、普通・油は適応できる。


ガス(二酸化炭素、ハロゲン化物)・・・普通消火には適さないが油・電気は適応できる。


また、全ての火災に対応できるりん酸塩類(消火器の内容物)と霧状放射の強化液も合わせて覚えておいてください。



posted by yuth at 21:31| Comment(0) | 過去問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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