2017年08月04日

危険物乙4 過去問2017 類題27 第4類危険物の貯蔵における注意点

【問】第4類危険物の貯蔵における注意点として誤っているもにはどれか。

①容器は膨張を考慮し上部に空きスペースを設け、密栓し蒸気が生じないよう保管する。

②引火や発火を防止するために、火気や高温を避け保管する。

③液面に水を貼り、蒸気が発生しないよう貯蔵するものもある。

④貯蔵場所は換気が良くできる風通しの良い場所に保管する。

⑤引火や発火を防ぐため、危険物の温度を引火点以下に保てるよう保管する。







【正解】⑤



【解説】
今回は貯蔵に関する問題ですが、基本的には今までの知識でほとんど正解を選べる問題です。もしまだ迷うところがあるようであればしっかり押さえておいてください。


①容器は膨張を考慮し上部に空きスペースを設け、密栓し蒸気が生じないよう保管する。


→保管容器に入れる際は、温度による膨張を考慮し少し余裕を設けます。また、可燃性蒸気を生じるものもあるため、密栓し保管します。



膨張を考慮し空きスペースを設けるのは、温度が上がると液体が膨張するため、満タンに入れてしまうと中の圧力が上昇し、容器が破損してしまう可能性があるためです。



ちなみにですが、空きスペースにも空気や蒸気が詰まっていますが、圧力が上がると蒸気は液体に戻り、気体は液体に溶け込むため、気体のスペースがあれば圧力はそこまで上昇しません。




②引火や発火を防止するために、火気や高温を避け保管する。


→これはもはや言うまでもなくといった内容ですが、引火や発火の恐れがあるため、火気や高温は避けましょう。特に電気設備は防爆型を使用し、静電気が溜まらないよう流速を下げる、導電性の高い材質を使用する、アースを施す等の対策を行う必要があります。




③液面に水を貼り、蒸気が発生しないよう貯蔵するものもある。


→可燃性蒸気が発生しないよう液面に水を張り保管するものもあります。この物質は具体的には特殊引火物の『二硫化炭素』を指していますので覚えておいてください。




④貯蔵場所は換気が良くできる風通しの良い場所に保管する。


→貯蔵場所は可燃性蒸気が滞留しないよう換気の良い場所に保管します。発生する蒸気は空気より重いため、低所に換気を十分に行うとともに、屋外への空気の排出は高所から排出することで、高所から降下する際に拡散され濃度が下がります




⑤引火や発火を防ぐため、危険物の温度を引火点以下に保てるよう保管する。


→自然発火を防ぐために発火点以下に保つ必要はありますが、引火点以下にまでする必要はありませ。ガソリンのように−40℃の引火点の物質もあり、引火点以下とするのは現実的に非常に難しい。



そのため、ガソリンスタンド等では引火源を近づけない管理を厳重に行い管理を行っている。








posted by yuth at 23:23| Comment(0) | 過去問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。