2017年08月07日

危険物乙4 過去問2017 類題29 軽油の性状について

【問】軽油の性状として間違っているものはどれか。

①水より軽く水に浮くため、注水消火は適さない。
②不導体であり、静電気を蓄積しやすい。
③可燃性の蒸気を発生させ、低所に滞留する。
④引火点は40℃、発火点は220℃程度である。
⑤水に溶けない。






【正解】④




【解説】
今回は軽油の性状に関する問題です。前回はガソリンの性状について書かせていただきましたが、ガソリン、灯油、軽油、重油はほとんど同じ性状を持ちます。


そもそも、ガソリンと灯油、軽油、重油の違いについて皆さんはご存知でしょうか。


これらは全て同じ原油から精製されています。そのため、いずれも似たような性状を持つ訳です。


どのように精製されるのかというと、簡単に説明すれば、水の蒸留と同じような手法を用います。


水の蒸留は、不純物の混じった水を沸騰させ、その蒸気を液化する事で、不純物を取り除き、純粋な水(蒸留水)を精製する手法です。


ガソリン、灯油、軽油、重油はそれぞれ沸点が異なるため、それぞれの温度で蒸発させ、液体に戻して分離します。


ガソリン、灯油、軽油、重油の順に左に行くほど沸点が低く、純粋な物質であり、右に行くほど煮つめられた残りカスであるため、不純物を多く含みます。


燃えやすさも純粋なほど燃えやすく、右に行くほど引火点は低くなります。(発火点は引火点のように比例しないため、注意してください)



①水より軽く水に浮くため、注水消火は適さない。
②不導体であり、静電気を蓄積しやすい。
③可燃性の蒸気を発生させ、低所に滞留する。
⑤水に溶けない。


問題文のうち正しい選択肢の上記4つは、ガソリン、灯油、軽油、重油の全てに当てはまる性質のため、しっかり覚えておいてください。


④引火点は40℃、発火点は220℃程度である。


④の引火点40℃は灯油の温度であり、軽油は引火点45℃となりますので、こちらも覚えておきましょう。


ちなみにガソリンは引火点−40℃という点も押さえていただきたい。






posted by yuth at 18:05| Comment(0) | 過去問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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